<<<作業編>>>


<道路の知識>
・国道の管轄=国(都道府県に委託の場合あり) 国土交通省が管轄
         (国道は選挙看板にはあまり適さないようです)
・都道府県道 の管轄=都道府県
・市区町村道 の管轄=市区町村
・主要地方道は建設大臣が指定
道路事情が不明な場合は市役所が一番詳しい

 <除雪車>
・除雪車が山を作るスペースに建てると 雪山で倒れる
赤白の矢印直下から 150センチ以上外側 にすべき
(それでもクレームになる場合もある)

<埋設物>
埋設物 (電話線など)表示が無いか確認(特に国道に多い)

 <杭の打ち込み>
下に石がある場合 固い手応えになる(反動でわかる)
抜いてみたら先端が崩れている→場所をずらします
 路肩がアスファルト・コンクリの場合も同様です

 
<看板を建てる>
ベニヤは32ミリ
サンギは51ミリ
杭だけは75ミリの太いビスで固定します(詳しくは 材料編を参照)

 
 
<3方向から見たところ>
①斜面に建てる場合
水平器で水平出ししないと「傾いた政党」に(笑)
ベニヤ一枚  2本柱 4本杭 2本サンギ  
②一本柱の場合
強度は2本柱に比べ弱いので 杭を3本にします
ベニヤ一枚 一本柱 4本杭 2本サンギ  
  ③ 一本柱・両面モノ
(もともと建てていた片面モノを両面モノにする場合にも使います)  
  
 <角材の節に注意>
てこの原理で力が集中する点に節があると
そこから折れます
 


<杭の乾燥に注意>

冬は乾燥しますので杭の寿命が縮みます
ホームセンターなどで一本150円以上する杭ですが
売れ残りは割れる場合があり無駄になります
 
 <撮影する>
  作業が終わったら写真を撮影(デジカメ・携帯電話など)
  建物・標識と一緒に撮影=後で特定しやすく(記念写真も一緒に撮る)
(facebook・ブログなどに掲載する場合 党の迷惑を考える)
 
スマートフォンの場合GPS情報をONにして撮影すると
写真からGOOGLEマップで位置を確認できます
(劇的に便利です)
GPSマーク🎈がONになってもすぐに撮影せず、30秒程度時間を置いた方が
GPS情報が正確であり 起動直後に撮影すると5枚に1枚はニセGPS情報が記載されます
 
位置管理は
・iphoneでは純正ソフトそのままでできます
・Androidでは純正ソフトで「100KYCAR」などを開き
「地図に表示」をタップするとそのままGOOGLE地図に表示されます
・パソコンではPICASAで位置を表示してくれます(位置書き換えもできます)
 
スマートフォンを横に使う場合= 頭が左 が正方向(頭が右=天地が逆に撮れる)
 
 警告:女性は顔や自宅などの写真に位置情報を入れない
(セキュリティのため必須)
 

<「点検地図」を作る>
大変なのは最初だけで 追記は10分の1程の苦労です 
(この際にスマートフォンの「地図に表示」を併用すると3倍速でできます)
 
 
 
①グーグルマップを「市区町村指定」で検索(図は 群馬県高崎市↓↓)
 
②windows付属ツールの「snipping tool(スニッピングツール)」で切り抜く
※「左下の旗印」を左クリック→「snipping tool」を左クリック
新規作成→ピンク部分を一回り大きく選択→名前をつけて保存(好きな名前を)
 
 
 
 
 
③windows付属ツールのペイントを開く
「左下の旗印」を左クリック→「ペイント」を左クリック
 
ペイント画面左上「貼り付け」→「ファイルから貼り付け」→「保存した画像を選択」

 
 

 こうなるはずです
 
 
<巨大地図を作る場合>
GOOGLEマップの解像度を
1~2段階上げて10枚程度切り抜き
貼り合わせます(細かいズレはできます)
(一度作ってしまえば10年使えます)
 
(巨大地図なら看板200枚以上でも細かい位置まで管理できます)
(上の1枚地図は解像度が低いので看板50枚以上で混乱します)
図は2段階解像度を上げて切り抜き、3枚切り取り貼り合わせたところ
(通常の10倍くらい大きいサイズ)
これですと看板作業をされる方のスマートフォンにメールで配布し
拡大・縮小ができます
巨大地図ですら現地が不明な場合は写真のGPSデータをスマートフォンに
GOOGLEマップで表示させればいいのです

④ここからは通常地図・巨大地図共通です
 「黄色の枠」 を描きます
撮影してきた場所を写真で思い出します(スマートフォンGPS写真併用が便利)
※不明な場合はgooglemapで確認(航空写真・道路写真など)
 
枠を描くには・・・

 
⑤指示線を描きます
   黒線を描くには・・・
 
⑥こんな仕上がりになります(自由に描いてください)
  
⑦黄色枠に黒文字で「ポイント命名」します  
 
 ⑧左上の「ファイル」→「名前をつけて保存(A)」で保存します
 
 
 <セブンイレブンで印刷する>
・デジカメやスマートフォンで撮影した「写真」(数十枚)
・「点検地図」
を「microSDカード」や「USBメモリー」にコピーします 
 
      ↓   
セブンイレブンに行く(選挙事務所の大型出力機でも可)
B4サイズで印刷(microSDかUSBメモリーをセブンイレブンの機械に差し込む) 
  B4サイズまで80円 A3サイズは100円(フルカラー印刷)
 
  ①撮影してきた写真(数十枚)を「写真一覧」で印刷
    写真一覧=20枚くらいの写真をB4サイズ一枚に縮小印刷する機能
  
  ②上で作った点検地図は大きくB4サイズでフルカラー印刷
 
 
  
 B4サイズのクリアファイル(軟質タイプ)に入れ道具と一緒に保管
  (100円均一ならセリアがお勧め)
 「施工写真一覧」 と 「点検地図」 を裏表に入れます

 
 <2人組でドライブする♪>
ここまでできれば当選確実?♪ あとは2割の力で続けるだけです
■街宣活動
■支援者ご挨拶
■新ポスターに貼り換える
■新春の除雪点検
■苦情が出た
■ポイントを増設したい
 
点検地図」は助手席の方が「このカーブの100メートル先」と使います 
(スマートフォンで拡大・縮小・GPS写真なども使います)
端材など補修材料を忘れずに持ちます
 
 
 
<全体サイクル>
 
①看板施工→②撮影→③点検地図→④点検→①に戻る
日焼けしていない
最新版
傾かない・剥がれない
ポスターで「活発で信頼できる政党」イメージを構築できます
 

 
 
 
 <その他 便利なもの・情報>
 
・800円程度のバール(木ねじがさびるので解体用)
・スケール(小型の2メートルもの キーホルダータイプで十分ですが
       できればJIS規格マークのあるもの)
・スケールで手を切らないように
      金属のスケール(特に100円均一)は巻き取るときに手が切れます
・手袋 ショック吸収 やわらかいゴムの手袋
        PRONO(プロノ) などで270円程度

・ヤッケ  雨にそなえます
・山の天候  山の天候は30分で快晴から豪雨になります
・霧・地吹雪  山の霧は見通しが極端に悪く、30メートル以下になります
          地吹雪も同様
 
・斜面での施工

・懐中電灯  必ず夜まで施工することになります 
        気が付いたら道具が草むらに埋まってしまった
        LED懐中電灯を用意 安物でも
        LM(ルーメンス)の値が大きいほど明るい
        60LM以上あれば十分です
 
・空気圧  燃費が良くなり パンクを防ぎます
・ウオッシャー液 田舎道は必ず泥をかぶります
・クーラント   補充液は300円程度です
・エンジンオイル交換  燃費が5%程良くなりエンジン寿命が延びます
             結局お得です 5000キロ以上走ったら必ず交換
             お店で30分程度 3000円程度
 
・田舎のガソリンスタンド 夜7時に閉まるのは珍しくありません

・曲がった交差点のメモ 夜は全く景色が変わる、電灯のない交差点がほとんど
      忘れたらまず帰れないと思ってください
 
・カーナビ  安物でも役に立ちます
施工位置はカーナビ画面を携帯電話で撮影すると便利
 
・GPSロガー 使える人がいるなら。 3800円~5000円程度
  スマートフォンのアプリにもあるはずです
 
たぬき・猫・鹿・牛・馬 飛び出し注意の看板では 本当に飛び出してきます
鹿・牛・馬など800Kgあり、自分の生命にもかかわります
動物道ができています
 
猪 人間を襲います 直線的に体当たりして嚙みつきます 
熊  上るより降りて逃げるのが基本だそうです(4つ足は上りに適する)
 
サル 自動車に入り内側からロックする 
    サルだけはノブを掴んでドアを開く 玄関ドアも同様
    弁当などすべて奪われます
 
カラス ポテトチップの袋が開いていなくても嗅覚で判明・くわえて飛びます 
 
かぶれる草  種類によってかゆくなります
看板に草刈りはつきもの 草のシミがついてもいい服を
蚊 蚊取り線香  蚊にも種類があります ハーブ腕輪は人によりかぶれます
車内にハーブ腕輪・ハーブ芳香剤を使わないこと

クマよけの鈴・ラジオ
トイレ  山にはトイレがありません コンビニを把握しておく

靴 泥・草むらを歩いても平気な靴
 
電動草刈機のナイロンを交換  電動草刈機のナイロンを交換するだけで
馬力が3倍になります
 
野菜売り場・特売所  地元の野菜があれば安いです
 
 
 
 
 
 


<<<材料編>>>

<材料一覧>
 
<杭> 一本100円程 荒杭(あらぐい)
〇 1000ミリ=100センチ
✕ 600ミリ=60センチ (完全に埋まる)
✕ 赤い塗装がされた杭(測量用なので誤解される)

寸法:約1000mm×45mm×45mm タル木を1000mmに切断、杭に加工
コメリが安い(売っていない・品切れのホームセンターあり
        (選挙開始時期は売り切れ多い 電話確認)
 

<柱> ベニヤと杭を連結する垂木(たるき) 1500ミリ~1700ミリ(好み) 270円程度?
 
<サンギ>  長さ4000×厚み27×巾60mm  樹種 ベイマツその他
4メートルでは長すぎ  100センチ×4本にカット  1束(6入) 2700円?
 
<ベニヤ> 3等分してもらう (カット料金50円/回ほど)
 910ミリ×1820ミリ(3等分して605)×12ミリ・10ミリ・5.5ミリ
価格 880円~1200円  (何枚も一度にカットすると得)
※選挙ポスター(大)サイズの場合です
数ミリ余りぴったり入るはずです

厚みは流派があり 
5.5ミリ派(安い・軽い・かさばらない・加工しやすい)
10ミリ派(中間 オーソドックス)
12ミリ派(3年以上風雪に耐える頑丈さ・大変重い)
段ボールプラスチック派(柱一本で風速20メートルに耐える)
 

<端材>(はざい)カットした余り材料のこと ひとつ20円位
 10本くらいあると重宝 (二枚合わせや補強など必ず使う)


  
<ビス> マルチカットビス全ねじ3種類
3.8×32ミリ (ベニヤと柱を固定)  1080円/箱くらい(1800本入り)
3.8×51ミリ (サンギと杭を固定)  1500円/箱くらい(1000本入り)
4.2×75ミリ (杭と杭を固定)太い) 1500円/箱くらい(400本入り)

〇 「マルチカットビス」=下穴を開けなくても割れない
✕ 「コーススレッド」   =             木材が割れます 
〇 全ねじ =固定できる
✕ 半ねじ =ゆるみやすい
 


 

 

<看板を長持ちさせる>
透明ラッカー(298円程) を吹き付ける
色表記:クリアー 透明
(屋外で作業 シンナー臭強い)
木材の寿命が2倍に伸びる(雨に強くなる)

 

<管理・盗難予防>
厚紙を切り抜き 「政党の1字」を吹き付けると盗難を予防できる

 
<参考>
段ボールプラスチックについて
価格: 800円(厚みによる)
略称: ダンプラ
特徴: 水に強く太陽光に弱い
強度は 折れ曲がりやすい 
柱に固定するには 頭の大きな特殊木ねじを使用
ポスターの固定は「ガンタッカーで固定+透明テープで補強」

ポスターを金網や民家の垣根に固定する場合
この段ボールプラスチック(ダンプラ)を使うと金属を汚さない
ただ穴を空けるだけではダンプラが切れる
そこで「ハトメパンチ」を使う
弾はひとつ0.1円程度 ジャラジャラ1000個入りの袋で専用ペンチと一緒に売っています
数百円程度
インシュロック=プラスチックバンド=タイラップ=結束バンド=ケーブルタイ
(呼び方は自由)は「耐候性=屋外用=UV対策あり」のものを使います
  耐候性=気候に耐える 
耐候性でなければ水分が蒸発して硬くなり切れます
20センチ・100本入り・300円程度 

<段ボールプラスチック仕上げ>
呼び名=段ブラ・プラ段 など

●しなりがあり、風を逃がすので
ベニヤ板よりも杭の本数が少なくて済み完成が速い
●雨や雪の水分に強い
●難点は太陽光に含まれる紫外線
UV対策あり・両面UV対策なし・片面UV対策ありがありますが
安いものでいいです
半透明より色素有を選びます(分子構造が強いという噂)
黄・赤・オレンジは不安・警戒・警告の印象を持たせます
紫も政治には向きません
青がお勧めです


価格はベニヤ板とほぼ同じ
1820×910×厚さ4ミリで680円程度(触ってみて強そうなものを)
ホームセンターでカットサービス一回50円程ですが
10枚購入して一度に3等分すれば100円で大型ポスター30枚分が出来上がります
カッターで自分で切れますが
注意:目地の向きを柱と同方向にしないこと
すーぐに折れます(笑)



 
注意:柱と固定するには傘釘を使う
通常ビスや釘では頭が小さく、風で簡単に落ちます
図はカラー傘釘41ミリ(傘の直径が10ミリくらいある)
(柱は45ミリ×30ミリなので突き出さない)
80本で216円・1キロで620円程度
傘がプラスチックの釘は半額だが風でバタバタすると弱い?
金属傘(写真)がお勧め
急ぎでしたので中央線を引かず山勘で打ちました
本来は左右から305ミリの中央線を引き4等分に打ちます
(両端はぎりぎりで打つ=風で簡単に折れるため)
(ロング柱にして先端をカットし杭にする場合は頭を2センチ程度出します)
ハンマーで叩く場所を作るためです
 
 


 
 問題はダンプラとポスターの固定
ガンタッカー+透明テープ派
両面テープ派
がいます
900ミリ杭が一本150円なので
テープ代込みでは料金はベニヤと変わらないような・・
 
3年程度で
紫外線で粉が出て→割れはじめ→崩れ→はがれます
ベニヤは貼り換え作業でガンタッカー固定ですと簡単に剥がれ
再度ガンタッカーでパチンパチンと固定できます
 
両面テープは風の強い場所では作業できません
ポスターがしわしわになり、傾き同様、非常に素人の印象を与えてしまいます
直射日光での両面テープの収縮でシワになる事も考えられます(実験中)